《日本の名作》
◆「江戸から東京へ(六~九)」/矢田挿雲
江戸の面影が濃厚に生きていた当時の街と風俗を物語る稀有な見聞記。綿密な考証を加えた豊富なエピソードが軽妙な筆でつづられる。図版多数。全9巻完結。 各¥1100
《名作》
◆「王書」/フィルドゥスィー
11世紀初めにアラブ中央政権に対抗して書かれたペルシャ民族高揚の叙事詩。イラン人なら今も、誰でもその一節を暗誦することができると言われる。 ¥1000
◆「夏の日の声」アーウィン・ショー
第二次世界大戦退役軍人のユダヤ人フェデロフは、息子の野球試合を見ながら過去50年を回想する…夏の日の声はいつの時代も同じだった。 ¥500
◆「シートン動物記(1・2)」/A・T・シートン
動物文学の父、シートンの代表作を全4巻にまとめた決定版。動物たちへの愛情あふれる記述とともに、生きることの真の厳しさと、人間社会との深い関わりが浮き彫りに。 各¥700
《SF》
◆「縮みゆく人間」/リチャード・マティスン
1日に1/7インチずつ縮んでいく! 作者マティスンが描いた、この世ならぬ恐怖と孤独と絶望の世界! ¥500
◆「宇宙震」/マレー・ラインスター
アメリカのSF勃興期から50年間、SFとともに生き、その可能性を極限まで推し進めた代表的な作家のバラエティ豊かな宇宙小説集。 ¥600
◆「月を売った男」/ロバート・A・ハインライン
ハインラインの「未来史シリーズ」の初編「生命線」をはじめ、「光あれ」「道路を止めてはならない」「月を売った男」「鎮魂歌」の、初期名編5編をあつめた。 ¥600
◆「時の門」/ロバート・A・ハインライン
本短編集はハインラインの初期の代表作のうちからバラエティのある6編を選んだ。なかでも表題作「時の門」はタイム・トラベルものの傑作だ。 ¥500
《ミステリ》
◆「太陽がいっぱい」/パトリシア・ハイスミス
サスペンスの巨匠ハイスミスの代表作。ルネ・クレマンの映画で有名になった、典型的なピカレスク・ロマン。 ¥700
◆「世界一周ツアー事件」/E・D・ビガーズ
一世を風靡したチャーリー・チャン・シリーズの代表作。中国のことわざや警句をときおり引用するチャン警部の推理は、英知のきらめきをみせて。 ¥700
◆「奇商クラブ」/G・K・チェスタートン
独自のミステリー観をもつ著者がブラウン神父シリーズに先駆けて発表した短編集。クラブの会員は、みなクセのある不思議な商売人だ。 ¥600
◆「死体は散歩する」/クレイグ・ライス
おなじみ3人組を主役にすえ、1930年代のラジオ業界を活写するライスのユーモア・ミステリ。 ¥600
◆「マローン御難」/クレイグ・ライス
嫌悪すべきことが起ころうとしていた。むかつくようないやなことが! 弁護士マローンの予感は的中した。犯人はマローンに罠をかけた! ライス最後の傑作。 ¥600
◆「ニューヨーク・ブルース」/ウィリアム・アイリッシュ
大都会のなかの人間の孤独と、しのびよる死の影。サスペンスの第一人者アイリッシュの傑作の粋11編を集めた短編集。 ¥700
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