夏目漱石作品

夏目漱石(1867〜1916) 東京生まれ。帝国大学英文科卒業後、松山中学、五高などを経て、イギリスへ留学。帰国後、東大講師を務めながら「坊っちゃん」「吾輩は猫である」などの作品を発表して注目された。朝日新聞社入社後は本格的に職業作家としての道を歩み始めるが、晩年は胃潰瘍と糖尿病に悩まされ、「明暗」が絶筆となった。近代日本文学の代表者。

すべての作品を、現代仮名づかい、新漢字に改めて読みやすくしてあります。

「坊っちゃん」

300円

東京の学校を出て四国の中学校に数学教師として赴任した「坊っちゃん」は、同僚の教師たち、教え子の生徒たちの愚劣さに憤り、まどわされ、敢然と反抗する。ユーモアと情が巧みにないあわされた不滅の名作。

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「草枕」

300円

智に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される…青年画家の前にあらわれる謎めいた美女。「非人情の美学」を具象化した初期の名作。

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「我輩は猫である」(上下)

各300円

苦沙弥(くしゃみ)先生に飼われる猫に託して展開される痛烈な社会批判。漱石の処女作であり、風刺・ユーモア文学の傑作中の傑作。

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(上) (下)
「二百十日・野分」

300円

阿蘇山に登ろうとする二人の青年に託して、漱石自身の「慷慨」が披瀝される「二百十日」。元中学教師で文学を志す貧しい主人公が、「現代の青年に告ぐ」と題する講演をぶちあげ、その教え子に救われる「野分」。

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「虞美人草」

400円

我執と虚栄の果てに自滅する女を描く、漱石における悲劇の誕生ともいうべき作品。利己と虚栄に走る人生は破滅を免がれないという著者の考えは、それ以後のすべての作品の通奏低音となった。

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「坑夫」

400円

著者のもとに寄せられた、ある青年が家出をして坑夫になるまでの告白を素材として書かれた。漱石が意図したものは、人間の言行の下に潜む意識の暗闇の中に隠されたものをとらえ、分析することだった。

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「三四郎」

400円

熊本から東京に出て大学生となった三四郎は、都会育ちの美禰子に思慕を寄せるが、その言動にはなにかと右往左往させられ、とまどいの連続。青春の不安と悩みをユーモアも交えて描いた漱石初期の代表作。

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「それから」

300円

社会のおきてに背いて友人の妻に恋慕をよせる主人公の苦悶…そして悲劇。

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「門」

300円

「三四郎」「それから」につづく3部作の最終編。「それから」で親友を裏切りその妻と結ばれた二人は、この作では宗助とお米という名に変わっている。罪を意識する宗助は宗教に救いを求めるが…

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「彼岸過迄」

370円

自意識をもてあます内省的な須永と、その従妹千代子との恋愛問題を主軸として展開されるエゴイズムの葛藤。

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「行人」

420円

学問だけを頼りとして自我にとじこもる一郎の懐疑と孤独は、「死ぬか、気が違うか、宗教に入るか」というところまで切迫したものとなる。妻に理解されぬばかりでなく、両親からも子供からも敬遠されてしまうのだ。

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「こころ」

300円

親友を裏切っての恋の勝利は、親友の自殺によって、主人公の「先生」に極度の罪悪感をもたらす。そうして「先生」が行き着いた先は? 漱石のひとつの到達点をしめす代表作。

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「道草」

370円

自伝的色彩の濃い漱石作品といわれる。夫婦生活を中心に展開されるエゴイズムの葛藤。「世の中に片付くなんてものは殆どありはしない。一遍起ったことは何時までも続くのさ」健三はお住に向かって最後にこう吐き捨てる。

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「明暗」

700円

漱石の死とともに未完に終ったこの作品は、文字通り漱石文学の総決算であり、近代日本文学の最高傑作のひとつである。客観的な態度で醜悪な人間性を過不足なく描破しながら、その背後に著者が意図したものは、「則天去私」という悟りの境地であった。

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「倫敦塔」

300円

処女作「我輩は猫である」を執筆中、他の雑誌に発表された漱石初期のロマンティシズムあふれる短編。「倫敦(ロンドン)塔」「カーライル博物館」「幻影(まぼろし)の盾」「一夜(いちや)」「琴のそら音」の5編を収録。

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「夢十夜」

300円

「大阪朝日新聞」の依頼を受けて書かれた3編からなる小品集。ファンタジーの「夢十夜」、小鳥の死を淡々と描いた「文鳥」、日常雑記といってよいエッセイ「永日小品」。

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「硝子戸の中」

300円

一日中、書斎の硝子戸の内にこもり、頭にうかぶあれこれを、そのつど気分の変わるままに綴ったエッセイ。話題は身辺のなんでもない出来事、人生と社会に関するものなどバラエティに富む。漱石の日常をうかがい知る好編。

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「私の個人主義」―漱石講演集

300円

漱石は、座談や講演の名手として定評があった。身近なことがらを糸口に、深い識見や主張を盛り込み、やがて独創的な思想を展開する。その語り口は機知と諧謔に富み、聴く者を決してあきさせない。本書には「私の個人主義」「現代日本の開化」「道楽と職業」「中味と形式」「文芸と道徳」の5編を収録した。

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「自転車日記」―漱石随想集

300円

漱石は折に触れて身辺の随想・感想・旅行記ふうの読み物などを書いた。本書はこうした「雑文集」であるが、漱石のまた別の面が明らかになる面白さにあふれている。ここには、「倫敦消息」「自転車日記」「京に着ける夕」「入社の辞」など13編を、ほぼ発表順に収録した。

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